長期休暇を利用して、
私自身も新しい挑戦を
してみることにした。
それは、ホストファミリーになること。
実は大学生のとき、
3か月間オーストラリアへ
留学した経験がある。
もともと海外に興味を
持ったきっかけは、
小学生の頃に大好きだった
「世界ウルルン滞在記」
海外の家族と暮らし、文化に触れ、
別れ際には毎回泣いてしまうほど
好きな番組だった。
「いつか私もホームステイを
してみたい」
そんな夢をかなえたのが
大学時代だった。
ところが、実際行った
最初ホームステイ先は
正直あまり良い環境ではなかった。
留学生を受け入れることで
収入を得ることだけが
目的のような家庭で、
一緒に滞在していた
韓国人の女の子と学校へ相談し、
ホームステイ先を
変更してもらうことに。
次のホストファミリーは
本当に温かい家族で、
毎日が楽しく、
「ホームステイって素敵だな」
と思える時間を過ごせた。
その経験がずっと心に残っていて、
「今度は私が受け入れる側に
なってみたい」
と思うようになった。
そこで思い立ち、
地元の財団にボランティア登録。
すると、市内の大学に留学している
イスラエル出身の27歳の女性を
1日受け入れる
「ホームビジット」の案内が届いた。
家族みんなで「楽しみだね!」
と準備開始。
英語は留学後勉強は続けていなかったけど、
この1年間、
小5の娘と一緒にDuolingoで
勉強している程度。
不安はあったけれど、
留学生の方も少し
日本語が話せると聞いていたので、
「何とかなるだろう」と思っていた。
…ところが。
待ち合わせの1時間前、
財団から電話が入った。
「留学生が発熱し、
体調不良のため中止になりました。」
家族みんなで準備していただけに、
かなりショック。
当日の流れを
いろいろ想像していただけに、
一気に力が抜けてしまった。
「またこんな機会があれば
応募してみよう。」
そう思っていたけれど、
時間が経つにつれ、
「慣れない外国で病気になって、
大丈夫かな」
と彼女のことが心配になった。
そこで娘と相談し、
一緒に翻訳機能を使いながら、
彼女宛てに手紙を書いた。

その手紙を財団経由で
届けてもらうことにした。
すると約1週間後。

彼女からお返事が届いた。
お礼の手紙と、
「改めて会えませんか?」
といううれしいお誘いだった。
手紙から伝わる優しい人柄に、
「ぜひ会いたい!」と
家族みんなの気持ちも一致。
改めてホームビジットの日程を決めた。
いよいよ当日
実際に会ってみると、
想像どおり笑顔が
かわいらしい素敵な女性だった。
待ち合わせをした後は、
一緒にスーパーで買い物。
お昼ご飯はみんなで
ちらし寿司を作って食べた。
午後は家でのんびり。
この日のために買った
ダイニングテーブルで遊べる
卓球セットで卓球をしたり、
トランプやすごろくをした。
あっという間に夕方になり、
駅まで送っていって別れた。
思っていた以上に英語だった
実際に会ってみて一番驚いたのは、
日本語がほとんど通じなかったこと。
家族の中で何とか英語で
会話できるのは私だけ。
娘も勇気を出して
英語で話しかけていたけれど、
うまく伝わらず少し心が折れていた。
家族
→ 私に日本語で質問
私
→ 英語で留学生へ
留学生
→ 英語で返事
私
→ 日本語で家族へ説明
という「人間翻訳機」状態(笑)
夫もスマホの翻訳機能を使って
頑張っていたけれど、
誰かが途中で話すと
全部まとめて翻訳されてしまい、
なかなか難しかった。
そして5歳の息子はというと、
私が留学生とばかり
会話していたので
機嫌を損ねてしまい、
家でYouTubeを見続けることに。
なかなか思い通りにはいかない。
それでも娘は折り紙を教えたり、
アニメのキャラクターを
プラバンに描いてプレゼントしたり、
自分なりに一生懸命
コミュニケーションを取ろうとしていた。
その姿を見て、
「成長してるなー」としみじみ感じた。
初めての挑戦は大成功
たった1日の
ホームビジットだったけれど、
家族にとって
本当に刺激的な一日になった。
夫も子どもたちも、
「お母さんってこんなに
英語が話せるんだ」
と驚いたらしく、
私の株が少し上がったそう(笑)。
私はというと、
「もっと話せるようになりたい」
と勉強不足を痛感。
でも娘から
「英語で一生懸命
話しているお母さん、
かっこよかった」
と言ってもらえたことが、
この日一番うれしかった。
1日終えた後、
娘がもう一度留学生にに手紙を書き、
それをメールに添付して送った。

留学生の彼女にとっても、
日本での思い出の一つに
なってくれていたらうれしい。
そして私たち家族も、
この経験をきっかけに
「またホストファミリーを
やってみたい」
と思えた。
初めての挑戦としては、大成功だった。

イスラエルの留学生がくれた
死海のバスソルト。
使うのがもったいないけど、
家族で入浴するのが楽しみ。

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